顧客が本当に必要だったもの

システム開発の業界では有名な風刺画があります。
・顧客が説明した要件
・プロジェクトリーダーの理解
・アナリストのデザイン
・プログラマのコード
・営業の表現、約束
・プロジェクトの書類
・実装された運用
・顧客への請求金額
・得られたサポート
・顧客が本当に必要だったもの

営業・プログラマー・納入品・費用、そして顧客ニーズを表しています。
ITの業界ではよくある話で、大手銀行(顧客)と大手SIer(システム開発)との裁判沙汰のニュースも何度が耳にするくらいです。
そして、使えない営業が担当であるほど、クレームの発生率が高くなります。

お客さん自身、”どうしたいのか”をきちんと整理できているのか?
顧客ニーズを読み取れているか?
社内の技術サイドでは”言われたまま”作っていないか?
おかしな解釈、思い込み、勘違いはしていないか?
マネージャーは全体像を把握しているか?

この問題はIT業界に限らず製造業でもサービス業でも発生する現象です。
そして社内でも。
経営者の方針・営業の行動・製造サービス部門の気構え、そしてマーケティング部門は・・・

顧客に限らず、相手が本当に必要だったものを理解できれば、仕事は回ります。
私は教訓として、この画像をパソコンの壁紙にしていつも目にしています。

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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
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