私印の保証書付き

以前勤めていた会社の上司・営業の上田さんは、
「上田印の保証書が付いてるから安心してください」
とお客さんに言っていました。

重要な商品に関しては出荷担当任せにせず、自分でテスターを手に検品してから納品していました。
自分で確認したからこそ品質には絶対の自信がある。
自信を持って納品しているからこそ言える言葉。
お客さんからすれば、この営業マンだからこそ安心して発注出来る訳です。

以来、私も上田さんに倣って
「豊田印の保証書」
の精神で仕事に取り組んでいます。

みなさんのお仕事に保証書付いていますか?

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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
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無口な営業マン

営業マンの中には、自分の言いたいことをとにかく言って相手に口を挿ませない人がいます。

以前にそんな営業マンから提案があり、
「あ、それについてはもう少し聞きたいな」
と思うも、営業マンは次の提案を始めてしまいました。
マシンガントークが止まりません。
そして私はよさげな提案”それ”を忘れてしまいました。
その上、こちらが話したいのを阻まれているため、イラッとしてきました。
相手が私ではなく短気な社長さんでしたらどうでしょう?
怒って追い出してしまうのでは?

若い頃に先輩社員から、
「カタログは無口な営業マン」
と聞かされました。
今ではホームページが営業マンの代わりに大いに活躍してくれています。

お客さんを不快にさせないためにも営業マンの教育も重要です。
そして営業マンのマンパワーに代わる営業戦略も重要です。

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無意識のマーケティング

自分のビジネスカラーをワインレッドに決めました。

名刺にもホームページにもワインレッド色を使っています。
すると街中で見かけるワインレッド色が目に入るようになりました。

自動車のボディ、ショルダーバッグ、花の色、スカート、
ワインボトル、ワインの広告、ワインが飲める飲食店、
ジョギングシューズ、EXCELのグラフ、口紅、
スカート、看板、フリース、スクーター、電車のボディ、
戸建て住宅の壁、屋根瓦、スカート・・・

スカートのワインレッドって意外とありなんだ。
これまで気にもかけなかった・・・

興味を持つと見えないものが見えてきます。

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社内では営業は必要ないと感じている人が多い

「営業なんていらないんじゃない?」

製造部門やサービス部門・業務管理部門から度々こんな声を耳にします。
特に工場長のような立場の方からも。
こういった企業では、お客さんとのファーストコンタクト以降の仕事の流れに営業が関与していない場合が多いです。

私の営業マン時代は私がすべて管理していたのでこんなことを言われませんでしたが、確かにそんな陰口を叩かれる営業マンはおりました。

彼らの場合、お客さんとの受注や仕様のすり合わせは、技術部門や管理部門にお任せでした。
”工場に丸投げ”です。
この営業マンは何をやっているのでしょうか?

このような営業マンには、システムの話や製造技術的な話、製造スケジュールの組み立てなど出来ません。
何故出来ないのでしょうか?

営業は間接部門に比べて凡そ高給です。
しかし会社への貢献度は?

営業という職種を考え直しても良いのではないでしょうか?

私は、多角的に活躍するマーケティング担当者を育成することをお勧めいたします。

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顧客が本当に必要だったもの

システム開発の業界では有名な風刺画があります。
・顧客が説明した要件
・プロジェクトリーダーの理解
・アナリストのデザイン
・プログラマのコード
・営業の表現、約束
・プロジェクトの書類
・実装された運用
・顧客への請求金額
・得られたサポート
・顧客が本当に必要だったもの

営業・プログラマー・納入品・費用、そして顧客ニーズを表しています。
ITの業界ではよくある話で、大手銀行(顧客)と大手SIer(システム開発)との裁判沙汰のニュースも何度が耳にするくらいです。
そして、使えない営業が担当であるほど、クレームの発生率が高くなります。

お客さん自身、”どうしたいのか”をきちんと整理できているのか?
顧客ニーズを読み取れているか?
社内の技術サイドでは”言われたまま”作っていないか?
おかしな解釈、思い込み、勘違いはしていないか?
マネージャーは全体像を把握しているか?

この問題はIT業界に限らず製造業でもサービス業でも発生する現象です。
そして社内でも。
経営者の方針・営業の行動・製造サービス部門の気構え、そしてマーケティング部門は・・・

顧客に限らず、相手が本当に必要だったものを理解できれば、仕事は回ります。
私は教訓として、この画像をパソコンの壁紙にしていつも目にしています。

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