イノベーションは会社から生まれにくい

「イノベーションを起こす人材を育成しないと生き残れない」
一昨日の新聞こんな冒頭とともに、富士ゼロックスの人材育成についての記事がありました。
人材を選抜しての外部機関での研修やアイデア発表会などの取り組みが紹介されていました。

イノベーションを起こす潜在力の高い人は、”優秀な人”という訳ではなく、”対人感受性の低い人”の方はよいとされているそうです。
他人に左右されず自分の考えを貫く人の方が、イノベーションが起きやすいということです。

このような人、一般的に会社においてその言動は理解されず、肩身の狭い思いをしています。
例えイノベーションになるかもしれない起案があっても気付かれず、その発言は段々と小さくなってしまいます。

起業かからイノベーションが起こりやすいのは、周囲の”理解されない”という妨げが少ないからなのでしょう。

ドラッカーがその著『マネジメント』で企業の成功の基本であると述べたマーケティングとイノベーション。
経営者の理解と会社の後押しがなければ、どちらも社内からは生じにくいのではないでしょうか?

※7月に事務所を移転します。
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
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