ダム広報、国交省のマーケティング

土木学会関東支部談話会ダム広報

土木学会の談話会、ダム広報に参加してきました。
ダムカードの火付け役、国交省の三橋さゆり氏の講話を、大変楽しく聞かせていただきました。
ダムカードというカード型パンフレットによって、ダムファンを焚き付け、悪役だったダムに対するイメージ改革と、インフラツーリズムといったダムのある地域の観光地化に成功し、マーケティング的に成功した例であります。
私も土木の世界でマーケティングをしてきた人間ですので、今日の講話は大変勉強になりました。

ダムカード_宮ケ瀬ダム

さて、お話の中で興味を引いたのは、職員の意識が変わった、というところです。
ダムカードは、ダムに訪れた人に手渡しで配布する仕組みになっています。
そのため、ダムファンはダム管理事務所へ行って管理職員さんと話をしなければなりません。
私もダムカードをもらいに行った時、フレンドリーな職員さんに面喰いました。
もっと怖いイメージをしていたものですから。

この一般の人との接点が、職員さんの意識を高めた効果があったのです。
普段は一般の方と接触のない管理職員さんが、”お客さん”を相手にしなければなりませんので。

このダムカード配布による思わぬ効果、会社組織でも見ることができます。

建設現場の見学会というものがあります。
関係者向け・一般向けなどありますが、どちらにしても工事現場の職員さんにとっては緊張するイベントです。
自分たちの働きぶりを見学に来る訳ですから。

また、製造工場の見学会をやるところもあります。
お得意さんに自社の取り組みを見ていただき、安心と信頼を示すイベントです。
この日の作業員さんは、いつにも増して緊張して仕事に取り組みます。

こうした自分たちの仕事ぶりを他人に晒すイベントは、社員への意識付けにもなります。
刺激のない職場はマンネリ化し、生産性が落ちてきます。
社員の意識改善のためにも、時々こうしたイベントを行うもの良いのではないでしょうか?

マーケティング・セミナー開催

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マーケティング内製化プロデューサー
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
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