自分で考えて行動をしない社員の将来像

考えるAI上司

昨日は坐骨神経痛の痛みに耐えながらも、無事に15時の部・17時の部の2つのセミナーを終えることが出来ました。
ほっと一安心。疲れがドッと出ました。

さて、セミナーに参加いただいた、私と同年代くらいの方と、
「最近の若手社員は自分で考えて行動することが出来ない」
という話をしておりました。

・自分で考えて行動しない
・指示待ち
・失敗する可能性の高いことはやらない

経済系サイトのコラムやキャリア系サイトのコラムでも最近目にする課題です。

経営者側からすると、自ら考え行動する社員・自走する社員が理想です。
そのために様々な社員研修を設けているところがあります。

私の若い頃を振り返ってみると・・・
20代前半で営業をやりたくて転職。
入った会社で「営業を勉強してバリバリ仕事するぞ」と意気込んでいたのですが、いきなり上司に嫌われて放置。

「勝手に売ってこい!ヘヘッ(笑)」

途方に暮れた私は、分からないながらも自分で”営業とは”を考え、本を読んで勉強し、行動しました。
インターネットがまだ普及していない時代、新規開拓の訪問リスト作りは、電話帳(イエローページ)から住所を手書き転記して、飛び込み営業をかけました。
1日あたり1万~2万歩、歩きましたが、ほとんど話になりませんでした。
失敗と試行錯誤の結果、マーケティングを取り入れた独自の営業スタイルを確立し、その後転職した会社では大きな売り上げを上げていきました。

”失敗があったから、次の手を考える”

この経験は自分の人生では大変有意義な体験でした。
ところが、簡単に情報入手できる現在、”これをやると失敗する”ことが世の中に知られてしまっています。
最近の若手社員は、根拠を知らずしてその結果だけを知っているので、失敗するようなことはやりたがらないのです。

失敗から学ぶことは、あります。
そのため失敗を体験させる研修もありますが・・・
コバヤシマルシミュレーションみたいな。

自分で考えて行動をしない社員・指示待ち社員は、近い将来、考えるAIの上司に使われる日が来るような気がします。
そんなことを考えながら、昨日のセミナーのひとり反省会をしつつ、次回のセミナーに向けて資料の修正・追記をしています。

マーケティング・セミナー開催

マーケティング内製化プロデューサー
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
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