マーケティング担当者は第三者に伝えるのが仕事

極小情報伝達装置

営業とマーケティング担当者、ともに売り上げにつながる顧客に対する活動を行います。
異なるのは、営業は”ある顧客”に対して提案・フォロー活動を行うのが仕事に対して、マーケティング担当者はまだ見ぬ第三者に伝えるのが仕事であるということです。

”ある顧客”とは、相手が誰で、どこに居て、どんな業態・性質であるのか分かっています。
事前に相手を調査して、事前に策を練って対応に臨みます。
営業は1対1でコミュニケーションを取ります。

対してマーケティング担当者の対応する第三者は、相手が誰で、どこに居て、どんな業態・性質であるのか分かっていません。
広告宣伝は釣りをするようなもので、水面下が見えず、何がいるのかも不明です。
マーケティング担当者と第三者とは、1対nの関係です。
相手が未知の存在ということは、相手がこちらの商品サービスや環境をどこまで理解しているのか分かりません。
この第三者に伝えるということは、基本的な情報や環境説明から始めなければなりません。
素人に説明しても理解できる伝え方が必要なのです。

一般に、自社の商品サービスを一番理解しているのは営業、と思われています。
(商品説明を技術スタッフに丸投げする営業は除きますが。)
営業は商品サービスだけの知識で営業ができてしまうものです。
しかしマーケティング担当者は、それ以上に情報・知識が求められています。
自社の商品サービスを取り巻く環境・ターゲット業界の知識(自社の業界ではなく)も必要で、第三者に伝えるためにも自身が理解していなければなりません。
自身が理解していないのに、カタログなんて作れるわけがありません。

第三者に情報を発信するためにも、マーケティング担当者は日頃から情報収集と理解に励まなければなりません。
そういった活動に、会社は理解していただかなければなりません。
サボっているのではない、と。

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マーケティング内製化プロデューサー
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
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