働き方改革は働く人への啓蒙

会社のコア

昨日8月15日は終戦の日。
NHKの番組『戦慄の記録 インパール』を見ました。

インパール作戦の生き残りであった方が社長をされていた会社に勤務していたことがあります。
大変立派な経営者で、得意先や仕入れ先からも敬われていた方でした。
私は戦後の平和に時期の生まれで、両親ともに戦争に関わらなかったため、社長が参加されていたインパール作戦については全く興味を持っていませんでした。

そんな私が見た昨日のNHKの番組は、衝撃でした。
壮絶過ぎて。
兵士たちの運命が、将棋の駒のように、一部の上層部に握られていたなんて。

思ったのは、会社組織も似ているな、と。
経営者の判断で、社員たちの生活そのものが変わってしまいます。
社員を将棋の駒のように、買い替えがきく何かのように、採用と解雇を繰り返す経営者がいます。

経営者のサクセスストーリーで耳にする、『どん底から這い上がった』というフレーズがあります。
会社存続のために、もしくは一時的に倒産・廃業のために、社員を切り捨てる場面があります。
結局社員は、経営者自身の栄誉のための駒でしかなかった。
そう気付いてからは、経営者のサクセスストーリーを”成功”とは見れなくなってしまいました。

今も昔も、人は偉くなると自分のことしか考えないんだなあ、と思いました。

社員も従順なウサギではなく、知恵を身に付けなければなりません。
そういった意味では、昨今の流れである働き方改革は、働く人への啓蒙になってくれていると思っています。

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