安心安全というキャッチフレーズが響かない

安心安全というキャッチフレーズが響かない

今日事務所に来てみると、DMが投函されていました。
マーケティングを仕事にしているものですから、一応は捨てないで見ます。
そのDMのタイトルには安心の2文字が…

安心・安全というキャッチフレーズはあまりにも目にすることが多く、それ故に響きにくくなってきました。
安心・安全というキャッチフレーズを用いた時、
・安心・安全を訴えたいのか?
・それとも安心・安全が副次的なものなのか?
・ただのキャッチフレーズなのか?
安心・安全の中身が伝わりにくい広告・宣伝が多いのです。

以前仕事で広告を制作していた時、安心・安全というキャッチフレーズを使うか否か迷いました。
確かに安心・安全につながる商品の宣伝だったのですが、お客さんが安心・安全求めているのはではなく、他の価値であることに気付いたのです。
そこで、メインのキャッチフレーズにはお客さんが欲する価値を、文面には”ついでに安心・安全が得られる”旨と根拠を入れることにしました。

求められているのは安心・安全なのか?
安心・安全は直接的なのか間接的なのか、

直接的に安心・安全といえる商品サービスとしては、ヘルメットメーカーやセキュリティ会社、保険などです。
間接的効果に安心・安全を謳うのであれば、その根拠がないと、ただの枕詞になってしまいます。
根拠・証明があって、はじめてキャッチフレーズが活きてきます。

政治家の選挙演説でよく謳われる「防災・子育て・高齢者の安心・安全」や、原発事故後の電力会社や政府の発言には、ちっとも安心・安全が感じられません。
安心・安全が言える証明、納得できる根拠を示して欲しいところです。

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マーケティング内製化プロデューサー
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
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