働き方改革は働く人への啓蒙

会社のコア

昨日8月15日は終戦の日。
NHKの番組『戦慄の記録 インパール』を見ました。

インパール作戦の生き残りであった方が社長をされていた会社に勤務していたことがあります。
大変立派な経営者で、得意先や仕入れ先からも敬われていた方でした。
私は戦後の平和に時期の生まれで、両親ともに戦争に関わらなかったため、社長が参加されていたインパール作戦については全く興味を持っていませんでした。

そんな私が見た昨日のNHKの番組は、衝撃でした。
壮絶過ぎて。
兵士たちの運命が、将棋の駒のように、一部の上層部に握られていたなんて。

思ったのは、会社組織も似ているな、と。
経営者の判断で、社員たちの生活そのものが変わってしまいます。
社員を将棋の駒のように、買い替えがきく何かのように、採用と解雇を繰り返す経営者がいます。

経営者のサクセスストーリーで耳にする、『どん底から這い上がった』というフレーズがあります。
会社存続のために、もしくは一時的に倒産・廃業のために、社員を切り捨てる場面があります。
結局社員は、経営者自身の栄誉のための駒でしかなかった。
そう気付いてからは、経営者のサクセスストーリーを”成功”とは見れなくなってしまいました。

今も昔も、人は偉くなると自分のことしか考えないんだなあ、と思いました。

社員も従順なウサギではなく、知恵を身に付けなければなりません。
そういった意味では、昨今の流れである働き方改革は、働く人への啓蒙になってくれていると思っています。

マーケティング・セミナー開催

マーケティング内製化プロデューサー
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
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マーケティングが目的の人、手段の人

マーケティングを研究していて思うのですが、立ち位置が違うと見方が違うということなのです。
マーケティングが目的な人と手段の人とは見ている位置が違います。
例えば、私は研究・アドバイスする立場の人であり、マーケティングが目的としている人です。

・BtoBとBtoCの違いとは
・営業組織がある企業とひとり社長の違いは

などを分析し思考しています。

一方で企業のマーケティング担当者の立場からすると、BtoBとBtoC違いなどは自社がどちらかの立場であると分かっているのでどうでもよく、それよりもマーケティングのノウハウを如何に自社で活用するかを重視しています。

マーケティングが目的な人と手段の人を分けるとこんな感じでしょうか。

立場の違いによる、マーケティングとは

私のようなコンサルタントや士業の立場では、マーケティング自体が目的になります。
マーケティングのアドバイスを仕事とするために、日々マーケティングを研究し調査し実験して学んでいます。

・理論は
・手法は
・効果は

ということを考えています。

一方で、マーケティング担当者の立場では、マーケティングを活用して会社に役立てることを仕事にしています。

・HPアクセスを増やしたい
・集客を増やしたい
・営業を支援するための
・新商品開発のヒント探しのための

マーケティングを手段として用いることを考えています。

他方で、経営者の場合はちょっと違っていて、まず”マーケティングを取り入れたい”という目的があります。
中小企業白書等にも、”マーケティングをやりたい”という要望が必ずアンケート結果にランキングしています。
そして、何故”マーケティングを取り入れたい”のかというと、

・売り上げを増やしたい
・新規開拓を増やしたい
・新商品開発のヒントを得たい

その手段としてマーケティングを活用したいと考えます。

このマーケティングを目的なのか・手段なのかをごっちゃに考えてしまうと、自分のやっていることを見失ってしまいます。

世の中様々な情報であふれています。
情報過多で誤った方向に進んでしまいがちですが、自分の目的・手段を見失わずに自分に合った情報の選択が必要です。

創業時のマーケティング事情セミナー
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請負サービス業は実績事例を挙げづらい

請負サービス業の実績事例

システム開発を含む請負サービス業。
その会社のこれまでの事例をHPや小冊子に挙げてPRしたいけれど、顧客の了解なしには商品サービスの内容を挙げられないし、そもそも顧客に了解してもらる訳がありません。
下請けという弱い立場なので。

請負サービス業は実績事例を挙げづらいものです。

実例のイメージを見せるための写真にしても、ほぼ公開許可は得られない。
自社の商品サービスを紹介するには、実績・事例を挙げて現物を見せるのが効果的なのですが、請負という立場の場合はクライアントさんからの許可は難しいのが現状です。

私もやってきた対策としては、顧客が使っていない言葉・キーワードで表現するのもひとつです。
お客さんは社内で使っている言葉以外はピンと来ないのです。

また、写真をイラスト化するのも手です。
イラストにすることで加工が簡単になります。
形状をちょっといじり、何かを追加・削除し、色を変え、元の写真からほど遠いものにすることで、クライアントさんからのクレームはなくなります。
もっとも、その商品が特許で固められているものや唯一の商品サービスである場合は別ですが。

私もサービス業の営業時代、苦労しました。
銀行とか消費者金融とか宗教法人とか、社名も商品名も表に出せない、ものによってはヤバい実績を、どう表現するのか悩みました。
対面面談時に口頭でなら、ちょろっと説明することもあるのですが、パンフレットや提案書など記録に残るものには記載できなかったのです。
表現が難しい商材・実績であっても、工夫をすれば意外と表現できるものです。

マーケティング担当者ってナニするの?セミナー
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コンテンツ制作に使っているツールを公開

マーケティング活動では、表現することが必須です。
それはテキストであったり、画像であったり、動画であったり、音声であったり。
自社の商品サービスを顧客の価値感に近い形で表現することで、顧客の共感が得られ、あるいはビジネスがマッチしていると承諾得られます。
これがコンテンツマーケティングです。

コンテンツは、文章やキャッチコピー等のテキスト、イラストや写真等の画像、動画、音声等で形成されています。
(コンテンツくるくる当番表を参照)
これらの制作は、場合によっては専門のツールを使わなければ制作できないものがあります。
例として、私が日頃使用しているコンテンツ制作に使っているツールを公開します。

コンテンツ制作ツール

・Adobe Illustrator:イラスト制作
・Adobe Photoshop:写真加工
・Adobe Dreamweaver:Web制作
・Microsoft Visio:イラスト・設計図・フロー図制作
・Microsoft Excel:計算表・統計
・WordPress:ホームページ・ブログサイト制作
・秀丸エディタ:テキスト編集・Web制作

あまりメジャーではありませんが、私はVisioをよく使います。
ネットワーク機器の仕事をしていた頃、モジュラープラグの形状やケーブルの配線図を描くに便利で、以来10年以上のお付き合いのある私の標準お絵描きツールです。
Illustratorに比べ初動が軽いのも気に入っていますが、Illustratorへのデータ変換が結構面倒で苦労します。

Windows標準装備のペイントもよく使います。
Photoshopよりも起動・動作が軽いので、画像を縮小するだけのような大したことのない処理はペイントを使っています。

以上Windows版のコンテンツ制作ツールです。
良いコンテンツを制作しようと思ったら、良い制作ツールは必要です。
なんでも無料で済まそうというのは間違いです。
マーケティングにかかる費用も事業の”投資”とお考え下さい。

Macの場合?
分かりません。
私は仕事でMacBookProを使っていますが、BootCampで完全Windowsマシンになってまして、実はOSXを使ったことがないのです。
iPhoneもiPadも使っている、Macが苦手な人です。

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マーケティングには費用が掛かるものです

マーケッターは魔法使いではありません

以前にマーケティングの相談に来られた方の話。
あれをやりたい、これもやりたい、納期がない、でも予算はない、という話をされ、挙句に、やらないうちから出来ないとは思わないで!などと言い出す始末。
その時の私の頭の中には、「無理無理無理」で一杯でした。
それに、無償でなんでもかんでも出来る訳がない。

本人は結局どうしたかったのか?
方向性がブレ過ぎでよく分かりませんでした。

時と場合によっては方針を転換する必要がありますが、その場で思いつくままに”あれをやりたい””これをやりたい”というのは無計画過ぎます。
マーケティング活動は、科学的に検証し、論理的に行動を決定し活動していくものです。
無理言えば何でも魔法で可能にするものではありません。
そしてマーケティング活動には、費用も掛かります。
SNSマーケティングの台頭で、マーケティングはお金が掛からないものだ、と勘違いされています。
成果が出るものがタダである訳がありません。

営業活動にしても、費用が掛かっています。
人件費や交通費、パンフレットなど、会社にいるとうっかり水や空気扱いをしてしまいますが、しっかりお金が掛かっています。

マーケティングと言うと魔法の言葉のように思ってしまう人がいますが、システムエンジニアと同様に、きちんとした仕様や企画・スケジュール・予算がないと成果は上がらない仕事なのです。

方向性がブレないこと。
成果が出るまでに時間がかかること。
そして費用が掛かること。

マーケティングにはそういった認識が必要です。

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