活動記録を残す意味

アウトライン化されて元のフォントが分からない

転職すると、新しい会社でいちから仕事を覚えなければなりません。
私も転職回数が多いので、毎回毎回リスタートです。
残念ながら、前任者からの引き継ぎの経験があまりありません。
私が入社すると既に前任者がいないからです。

マーケティング職で引き継ぎなしで困ったのは、今までどうやってやってきたのか、活動の記録が残っていないことです。

今までどんな広告を出してきたのか?
今までどんなプレスリリースをやってきたのか?
今までどんな展示会装飾だったのか?
今までどんなHPの構造だったの?(制作ツールのTEMPゴミファイルが邪魔!)

そんな中で一番困ったのは、保存されていたロゴやフォントがアウトライン化されていて、元のフォントが分からないものがありました。
最悪なのは、JPEGファイルしかなくて・・・
はっきり言って、再現できません。
全面改装しました。
どうやら前任者が個人所有のフォントを使っていたらしいのです。

システム開発会社にいた頃にも似たようなことがありました。

販売しているソフトウェアのソースが保存されておらず、実行ファイルしか残っていない。
バージョンアップの度にソースを上書きされて、過去のバージョンや手直しの箇所の履歴が残っていない。
コメントアウトが無く、一見では分かりにくい。(構造解析ソフトで視覚化してなんとか理解した)

プログラマーが一人だけだったので、その人のPCの開発アプリの中にしかソースが存在しないのでした。

1年経って再びイベントが発生した時、活動記録は役立ちます。

前回の展示会でどんなことやったっけ?課題は?
前回の広告原稿のデザインをちょっと手直しして使ちゃえ!

活動記録は、過去の反省、次回の改善、次世代への継承に役立てられます。
そして活動記録はその会社だけのノウハウ集です。

【マーケティング担当者ってナニするの?】セミナー
マーケティング・セミナー開催

マーケティング内製化プロデューサー
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
http://www.toyoda.marketing
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