社長と社員のベクトル合わせ

社長と社員のベクトル

サラリーマン時代、コンサルタントが入っての営業研修がありました。
月1回の営業力強化セミナーに、社長と営業社員全員参加。
社長は以前より、営業社員の動きが遅いこと、好きなものだけ売って嫌いなものは顧客に提案しないこと等に悩んでいました。
研修でコンサルタントが言うには、
「社長とベクトルが合っていますか?」
社長のこうしたいという思いや方針と、営業個人個人の姿勢とのすれ違いで、社内不和が生じてしまったようです。
”ようです”というのは、私がこの会社に転職して直ぐの営業研修だったので、これまでの社長vs営業の様子を知らなかったからです。

さて、会社というものは、経営者の考え・方針をベースにして動いているのですが、必ずしも社長の希望が顧客の欲するものとは限りません。
社長が発信したいもの、協調したいもの、見せたいもの、自慢したいもの。
これらを実現するためにホームページやパンフレット等で情報発信していきます。
一方で、顧客が知りたいもの、必要としているもの、探しているものが違っていた場合、顧客に接している営業は別の動きをします。
営業は自分の顧客と自分の売り上げが最優先事項であるからです。

目指しているものが違えば方向も違います。

人の考え好みは十人十色。
人の数だけ向いている方向も違います。
経営者の会社方針で大方は近いベクトルになるのですが、経営者の求心力を損なうと空中分解しかねます。
ベクトルを合わせるには、社長と顧客を良く知る営業との、すり合わせが大事です。

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マーケティング内製化プロデューサー
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
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