自分で自分がどうしたいのかが分からない系

とよだ式営業塾

相談の中には、自分で自分がどうしたいのか分からない、というのがあります。
コンサルティング業に限らず、製造業でもシステム開発業でも、です。
こういった場合は、どんなゴールがいいのかも分かっていません。

そんな場合は、いくつか提案したり事例を挙げて選択させる方法が、ゴールへと導きやすいです。
いくつもの提案や事例は、相手に思考をまとめるためのたたき台になります。
その結果、次のステップへ進むことができます。

次のステップでも、その状況に合わせたいくつかの提案や事例を提示してあげます。
いくつもの提案や事例で相手に選択させるということは、相手に納得尽くで決断してもらうためです。

やるかやらないかの二択しかないようなアドバイスは、納得して決断したのではなく、提案者に強制されて仕方なく決断したことになり、後々トラブルになります。

いくつも提案したり事例を挙げるようになるには、それ相当の経験と知識と応用力が必要になります。
ケーススタディは、営業のスキルアップにもってこいの学習方法です。

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マーケティング・セミナー開催

マーケティング内製化プロデューサー
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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
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営業に引き継いだのに動いてくれない

縄張り意識

問い合わせがあってその企業について調べたら有望物件、きっと面白い仕事が取れるだろうと期待を胸に営業に引き渡したのに、営業はやる気を見せない。
私のマーケティング担当者時代にも、営業マン時代にもそんな事がありました。

営業マン時代の時はひどくて、私の顧客を引き継いだ営業はやる気を見せず、結局その顧客と疎遠になってしまい取り引きもなくなってしまいました。
おさがりの顧客は嫌なのです。
そして先に築いた顧客との関係は、それも良好な関係であるほど後任者にとってはやりにくいものです。
営業の資質が原因なのかもしれませんが。

テレアポ担当と訪問営業担当が違う人、という場合によくあるのが、「テレアポの人はなんって言ってました?」と訪問営業担当が聞いてくるのです。
自分でテレアポしたなら、なんとしても契約に漕ぎ着けたいと努力する。
しかし他人がとったアポイントの場合は、”どうせ”という感覚があり、”次もあるし~”という軽い気持ちも芽生えてきます。

営業は感情で仕事をしています。
彼らのモチベーションを保っているのはなんでしょう?
”自分の顧客(モノ)にする”意識と、”自分の顧客は(会社よりも)優先する”意識、かなと思います。
縄張り意識です。
マーケティング担当者は営業を支援するにあたり、そんな営業の意識を鑑みてあげると上手くいくのではないでしょうか。

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社長にしか提案出来ないのは営業の経験不足

経験の伝授

「なぜ営業は提案できないのか?」

営業に対してそう感じる経営者も多いかと思います。
創業社長はゼロから事業を作ってきた方なので、自社の商品サービスの強み、ターゲットとする顧客像が頭の中に入っております。
それまでの経験から応用を導き出せるので、顧客に良い提案が出来ます。

しかし、途中参加の営業スタッフ達には経験がありません。
そのため、”何をしてほしいのか”分からない顧客に対して、どう提案してよいのか分からないのです。
応用力を身に付けるには経験を積ませるのが近道なのですが、失敗してもOKと言えるほど未熟者に案件振るほど余裕が中小企業にはあリません。
時間がかかりますが、先輩と同行営業して先輩の経験を体験する手があります。
丁度よい機会に案件が発生すればよいのですが。

手っ取り早くケーススタディで追体験させるのは如何でしょうか?
社長のこれまでの経験・実績を洗い出し、案件ごとに図説入りのレポート(事例カルテ)にまとめることでです。
レポートが集まれば、事例集(事例アーカイブ)です。
大変な手間ですが、営業マン研修にはもってこいの教材になります。
もちろん、マーケティングにも使える立派なコンテンツにもなります。

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経営者の認識する狭い意味のマーケティング

狭い意味のマーケティング

経営者の方と話をすると、『マーケティング』を狭い意味でしか認識していない方が多いことに残念に思います。

マーケティングといえばすぐに「Webマーケティング」
そして、「ホームページ作るだけで売り上げが伸びる」「Facebook広告出すだけで売り上げが伸びる」「Youtubeにアップするだけで集客できる」と想像されてしまいます。

そしてマーケティングをぶつ切りで考えてしまう結果、「1回広告出してダメだった」で終わってしまい、だからマーケティングなんて無駄、という短絡的な思考になってしまいます。
これらの多くは営業と一緒には検討せず、単発で広告宣伝して良い結果だけを営業に引き渡す、営業とは独立した活動となっています。
そのため、営業とマーケティングは仲が悪い、などといったことが起きてしまいます。

私は現在、『活用事例づくりから始めるマーケティング内製化』を薦めています。
まずどうするか、そしてどう展開していくのか。
その過程と効果・影響は、顧客への提案がスムーズになることはもちろん、営業の教育、社内の情報共有、自社のノウハウの蓄積と会社運営・組織改革へとつながっていくのです。
つながっていると分かれば、マーケティングを本気で取り組みたくなるでしょう。
巷の流行りに惑わされず、事業の仕組みとしてマーケティングを取り入れてもらいたいものです。

【動かない営業を戦力化する仕組みづくり】セミナー
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情報は降ってこない。情報を知る努力を

土木現場見学会1

「マーケティング担当者はリサーチしているだろうから、ネットからすぐデータを出してくれる」

マーケティング担当者現役のころ、営業からはそんな風に思われてたようです。
ウチのシェアが何位か調べてくれ、というものでした。
大分類の分野なら○○白書とウチの売り上げでデータが出せますが、そもそも私の在籍したニッチな産業についての統計を取っている公的機関はないのです。

情報が落ちているというのは妄想。勘違い。
仕事が降ってくる・湧いてくる、というのと同じこと。
事前の計画と見えない努力があって情報を持つことができます。

私がいた建設業の例ですが、ネットや書籍だけでは情報不足で、環境イメージが湧かなかったのです。
そこで機会を見つけて、建設現場を見学するようにしました。
土木学会や国土交通省主催の現場見学ツアーに参加してきました。
国の土木構造体験施設にも参加してきました。
営業に相談して、今やっている案件の現場へ連れて行ってもらいました。
生の現場に入るときは、ヘルメットと作業服・安全靴・安全ベルト姿です。真夏でも長袖着用必須です。
夜中しか工事ができない現場もあるので、夕方に現場に入り仮眠をとって夜明けまでカメラ持って回ることもありました。
土日の休みの日、ジョギングがてら近所の建設現場をスマホで撮影してきて、現場環境の参考にもしました。
こうやって生の情報を集めて自分なりに解釈した上で初めてマーケティングリサーチの段取りに取り掛かることができるのです。

情報は空から降ってきません。落ちてもいません。
情報を知る努力で、積極的に取りに行く、理解するには体験することも必要です。
時間も労力もかかります。
そのための経営者や社員たちの理解も必要なのです。

土木現場見学会2

【マーケティング担当者ってナニするの?】セミナー
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