強み探しもマーケティング担当者の仕事

我が社の強み

先日ある動画系マーケティングセミナーに参加しました。
内容は、制作技術やマーケティングの仕方、動画をとりまく最新情報など。
そして自社に技術者がいなければ業者を上手に使いましょう、と制作会社を紹介するお話でした。

こういったセミナーでいつも気になっているのですが、内容・ネタをどうするのだろう?と。
きちんとした強みネタを持っている会社は少ないのです。

私、転職で多くの会社で営業してきましたが、自社の商品サービスの強み・売りをしっかり認識していて、資料を作っている会社はほとんどありませんでした。
そのため転職する度に、ゼロからその会社の強み探し・ウリ探しをして自分で提案資料を作ってきました。
社長に聞くと、「これがウチの強みだ!」と出してくるのですが、だいたいが自己自讃的で顧客が納得できるものではありませんでした。

そう考えると、内容・ネタをテキストや画像として既に持っていて、制作だけを外注に頼めばよい、という会社がどれだけあるのか疑問です。

動画制作会社だけでなく、ホームページ制作会社、会社案内制作会社でも、
「当社でネタ作りお手伝いします!」
という制作会社もいますが、ただの営業トークです。

『強みを見つけるコンサルタント』というのがいます。
「あなたの強みはこれだ!」と見い出してくれるらしいのですが(Webサイトにそう書いてある)、他所者に分かるわけがない。
以前に私も自分の赤裸々な資料を渡してパーソナルブランド作り依頼した事がありますが、「無理」とか言われました。

強み探し・ネタ作り、外部の人間に任せてはいけないのです。
顧客の話を聞いて回って、現場に入って自分で体験して、自分で商品を触って作って、過去の事例を検証して、初めて強みを理解できるものです。
私はそうやって自分で提案資料を作ってきました。

企業は、自社の強み・商品サービスの特色・利点を社員誰もが使える形に用意すべきであり、調査・制作・管理するセクションを設けるべきです。
そういった意味では、マーケティング部門は最適なセクションと言えます。
強み探しもマーケティング担当者の仕事と捉えておくと良いでしょう。

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豊田マーケティング事務所
豊田栄康(トヨダヨシヤス)
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